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真田三代と信州上田―疾風六文銭真田三代と信州上田―疾風六文銭
(2007/08)
週刊上田新聞社

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オールカラーで地図や写真もふんだんに使われていて、なおかつコンパクトサイズなので手軽に思いを馳せたいときに(?)よい本でした。文章量も多すぎず少なすぎず良いかな。上田市とか東御市あたりを巡るときのガイドブック代わりにしてよいんじゃないでしょうか。
上田市の出版社が出してるので随所に地元企業の広告が差し込んであって、それも楽しみのひとつです。生島足島神社の広告は一見したところ広告っぽくなくて。

武田勝頼と新府韮崎城―築城に尽くした真田昌幸信昌兄弟武田勝頼と新府韮崎城―築城に尽くした真田昌幸信昌兄弟
(2008/01)
高添 藤政

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サブタイトルにひかれて買ってしまいました。『真田昌幸・信昌兄弟』ってとこにですね。
真田信昌=真田信尹です。昌幸の1歳下の弟です。腹違いで同い年って説もあります。好きです。ブログのアカウントにしちゃうくらいですから。
昌幸と同じく信玄に人質に出されるところからはじまり、武田滅亡後は諸所を転々として最終的には徳川旗本に落ち着いています。信幸以上に地味ですが様々な働きをした優れた武将です。

韮崎城の普請奉行ははじめ昌幸でしたが、築城中に上州防御に借り出されたので後任に信尹が任命されたのですね。
本書は郷土史家の方ならではの地元視点で書かれております。あくまでも韮崎城の縄張や成立について述べられているはずなのですが、著者の信尹に対する評価がものすごく高いのでどうしてもそっちに目が行ってしまいます(笑)

しかし築城後すぐに破却されたなんて、韮崎城もったいない。

松代の真田宝物館が発行している雑誌(学会誌みたいなもんだ)
7号は平成6年出版ですが、ちょうどこの年が開館25周年だったそうで。

編集後記の矢沢頼忠所長(当時)のエピソード、というか開館当時のご苦労が個人的にぐっときました。真田好きとしては真田家もさることながら矢沢家にも特別な思いがありますね〜。

さてこの矢沢家、もとは真田家始祖にあたります幸隆公の弟・矢沢頼綱(綱頼)から続く、真田家臣の筆頭。戦国期にはそれぞれ当主の補佐として活躍し江戸期には無役席筆頭家老。
そんな矢沢家関連の論文が満載な号です。

≫おきにいり
 ・見樹院の後嗣と矢沢家
 ・矢沢家文書について
 ・矢沢家文書『松代藩の内話』
 ・松代藩御膳立職掌私考

『見樹院』は信幸の次女。篤行家でもいらっさる。
『御膳立職掌』は要するに殿様専用料理人のお仕事内容。なかなか興味深い。

※本来本誌の表記は『矢沢』でなくて『矢澤』が正しい

真田幸村 伝説になった英雄の実像 真田幸村 伝説になった英雄の実像
山村 竜也 (2005/07/16)
PHP研究所

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幸村の生涯をわかりやすく、なおかつできるだけ歴史に沿うかたちで書かれています。
真田幸村という人物のキャラクターがかなり英雄化されているので、幸村を扱った本というのは得てして虚像が多いように思います。タイトルに銘打っているとおり実像にスポットをあてているという点で好評価でした。出生年も永禄13年説をとっているあたりが「あ、きちんと調べてるな」というかんじ。
人質時代のこともスルーしてないし、幸村が生きているあいだ歴史がどう動いていたのかということもちゃんと書いてある。

不満はふたつ。

大坂の陣に近くなると冷静でなくなってるところ(幸村好きの人にこの場面で「冷静になれ」というのは酷でしょうが)前半での視点が客観的だったので余計に惜しい。

あと大坂の陣に信之が出陣してなかったことが「仮病」と断言されてるところ。

仮病じゃねえよ。

いろんな考え方があってよいとは思いますがこれだけは譲れません。私、個人的には『大坂の陣仮病で欠席』なんてまわりの邪推だと思ってますから。ストレスで心身共に憔悴しきってんですよ。あんな立場にあって仮病なんて使うわけないです。余計に不利になるじゃないですか。
っと、まぁ私が信之スキーなのでそのへんはカンベンしてください(笑)

しかし、よくまとまってましたので、はじめてのひとにおすすめです。


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